インタビュー ~ともにあゆむ~ 山形県臨床心理士会 伊藤 洋子 さん
 
Special Interview


山形県臨床心理士会 伊藤 洋子 さん

 東日本大震災の直後に多くの方が避難されていることを知り、会として「何かお役に立ちたい」との思いから、山形市・米沢市・酒田市の避難所にて有志による相談ボランティア活動を行いました。特に人数の多かった山形市総合スポーツセンターでは「心の相談室」を開き、交代で相談対応をしながら、フロアーを回ってお子様やご高齢者などへの声がけも行いました。混沌とした避難所では毎日が緊張の連続でしたが、それ以上に、先行きの不安を抱えた避難者の方々に寄り添いたい一心で通っていたのを思い出します。 
 避難所が閉じた後も会として山形県から委託された「心のケア事業」を通じて、避難者の方々へのカウンセリング活動を続けてきました。笑顔を取り戻されて山形を離れていく方もいる中で、避難生活も長引き、未だ、つらさや悔しさ悲しみが積み重なり心労を抱えた方も少なくないと感じています。
 つらい時、話したいことがある時に、聞いてくれる人がいる、支えてくれる人がいる、そのような存在でありたいと思い、これからも寄り添い続けたいと思います。
 
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