Special Interview:山形市 岡田 有一 さん
山形浪江コスモス会 代表
山形市 岡田 有一 さん 
Special Interview

Q 震災の時はどこで過ごしていましたか?

 浪江町出身です。以前は線路関係の仕事をしていました。  震災以降は山形に来た後、一度は山梨県に住みましたが、平成27年秋にまた山形に戻って来て、いつまでも悩んでいても前に進めないと思って、家も購入しました。山形に定住する様になると思います。小学校1年生から高校生までの孫が4人います。


Q  今はどんな事をして過ごしていますか?

Special Interview    もともと浪江町にいる時から何かあった時に、輸入ができなくなれば自分で作物を作っていかないといけない、またTPPなどとなると、栽培方法なども根本から考えないといけない、という考えがあって、米作りをしていました。組合を作って、年をとっても協力して田んぼを守れるような仕組みを作ったり、震災の7~8年前からできるだけ農薬を使わず、手をかけなくて良い方法を勉強していました。

 避難してからは、みんな健康に関して困る事があると思い、ストレスの勉強、酵素の勉強をやってみたり、避難者に畑を開放している支援のパンフレットを見て参加してみたのがきっかけで、畑を始めました。
Special Interview
 虫の勉強、草の勉強、育て方、気候を勉強していくと、だんだん無農薬栽培につながってきました。植物は負担をかけなくなると、免疫があがったり、植物と人の健康の勉強は繋がるところがいっぱいある。色んな仕組みが分かってくると、一番はお金をかけず、手間もかけなくても良いような方法が分かって来ます。
 今は自分で畑を借りて、夏に向けて草が出ない方法を実験しています。草が出たら、根っこがどこまで生えていて、どうやったら無くなるか、研究してみる。やるんだったらとことんやってみるのが面白い。本当に基本的な事が分かってくると、応用もできるようになります。
 農業は奥が深い。どうやったら手をかけないで自然に作物を作れるか、裏付けをいつも考えています。「もっと何かつながるものがあるんじゃないか」と掘り下げて考えたり、探し続けるのが、今一番楽しい仕事です。


Q 「山形浪江コスモス会」について教えてください

 浪江町の支援員をしていた人と一緒に、きっとこれから支援がなくなっていって大変だから、浪江の会を作ろうという話になって、「山形浪江コスモス会」という名前の集まりを作りました。2~3ヶ月に1回公民館を借りて、手作りの料理を持ち寄ったり、会食をしながら故郷の言葉で会話を楽しんでいます。
 毎回山形市や天童市、上山市に住んでいる浪江町出身の人達で12人前後で集まっています。やっぱり地元の言葉で話せるのは良いですね。喋り出すと止まらなくて、あっという間に時間が過ぎていきます。特に大きな宣伝はしていませんが、知り合いから知り合いへ、人伝いに広がっています。
 出てこられる人は大丈夫だけど、家から出ない人が心配です。個々、色んな事があります。あまりおしゃべりが好きでない方も、外出があまり好きでない人も、ここ山形での「山形浪江オーケストラ」の一員だと思っています。どの様な人にも必ず1つ2つは良き事があるものです。どこの街に住んでいても関係なく、集まってください。「山形浪江コスモス会」に参加したい人がいれば、ぜひ連絡をしてください。
 


避難者の方へのメッセージ

 ここ山形でお世話になっている以上、ここで何かを見つけて、残していきたい。  良いものを一人で持っているんじゃなくて、みんなで協力して知恵や持っている技術を出し合って、地域にも生かせるようにしていきたいです。

☆「山形浪江コスモス会」に参加したい方は、 下記までご連絡ください。岡田さんとおつな ぎします。

【お問合せ】
復興ボランティア支援センターやまがた
TEL:023-674-7311(月-金 9:00~17:00)




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