Special Interview:山形市 きくち みさお さん
みはらしの丘ワクワク化計画仕掛け人SmilePlanning
山形市 きくち みさお さん 
Special Interview

Q 震災の時はどこで過ごしていましたか?

  震災の時は郡山市に住んでいましたが、私は長男の出産で会津の実家にいる時に地震に遭いました。夫はしばらく郡山で勤務していた店を離れる事ができませんでしたが、その後夫の仕事が山形に決まったのをきっかけに2011年10月に山形市に避難しました。


Q  お店をはじめたきっかけは?

Special Interview   山形に避難して2年くらい経った時「長く住むなら家を建てよう」と夫婦で話し合い、山形市みはらしの丘に家を建てました。
 短大の時からカフェが大好きで、ある時東京でキッチンカーの屋台を集めたイベントを知って、「これを山形でやりたい!」という想いが沸き、2013年10月にキッチンカーでのクレープ販売を始めました。週末は県内のイベントやマルシェなどで始め、2014年8月には山形市十日町に仕込み場所を兼ねたスムージースタンド「NicoCafe(ニコカフェ)」もオープンしました。
 2015年6月に次男を出産した後、一度原点に戻り、長い間したためていた『アジアン屋台』をしたいと思い、十日町から自宅敷地内に工房を移転し、『アジアン屋台ニコル食堂』として店舗とキッチンカーで再出発をしました。マルシェなどのイベントに呼ばれる事も多くなってきて、昨年からやっと軌道に乗ってきたところです。
 自分のお店を始めてからは、仕事と子どもと過ごす時間にメリハリがついて、一緒にいる時間を大事にするようになりました。モチベーションを保つのは大変ですが、新しいメニューを考えたり、次のお店を考えるのも楽しいです。キッチンカーは自分の努力次第でいくらでも収入を増やせる仕事。将来はキッチンカーを普及させて、小さい子どもがいる人でも子どもに合わせて働ける会社を作っていきたいです。


Q 他にはどんな事をしてみたいですか?

  キッチンカーをもっと沢山の人に知ってほしくて、ダンスとキッチンカーのイベント「YAMAGATA DANCE×FOODFES」も今年9月30日ビックウィング屋外ステージで開催します。
 「みはらしの丘の魅力を多くの人に発信したい」「東北で一番ワクワクするニュータウンにしたい」という思いから年に3回「みはらし手しごとマルシェ」というイベントを開催しています。今後は地域のフリーペーパーを作ったり、もっと色んなお店を作って商店街も作りたい。今住んでいる子どもたちが、また戻ってきたくなる町にしたいです。
 
Special Interview   Special Interview



避難者の方へのメッセージ

 私たち家族も震災当時福島県内で被災しました。あの日の状況をこうして思い出しながら言葉にするたび、震災を機に変わってしまった様々なことや辛い記憶が蘇ってきて思い出したくないと思ってしまいます。でも、震災前から私も主人も飲食業一筋で「飲食でお客様、家族、仲間を幸せにしたい」という想いでやってきました。震災後は自分たちが被災者というより、何かできることはないだろうかという気持ちで過ごしてきました。生かされていることに感謝して、未来を生きる子供達が少しでも生きやすい世の中になるように地域に貢献できる仕事をしたいと思っています。山形に避難されている皆さんにも是非みはらしの丘へ来て、いろんなお店や絶景を楽しんでいただきたいです。

【アジアン屋台ニコル食堂】
キッチンカーでの移動販売、お弁当の配達も承っています。
営業日や配達などの詳細はお問合せ下さい。
住所:山形市みはらしの丘3-6-35
TEL:080-5418-6463
営業日:火・水・木 11:00~15:00
ホームページ:https://www.nicorushokudou.com/
Facebook:「アジアン屋台ニコル食堂」



☆掲載された短編小説をお読みになりたい方は、復興ボランティア支援センターやまがたまでお問い合わせください。各地の図書館でもご覧いただけます。

【お問合せ】
〇復興ボランティア支援センターやまがた TEL:023-674-7311(平日9:00~17:00) 
 
前
コラム:しあわせココロのつくりかた(55)
カテゴリートップ
第83号(2017年4月)
次
レシピ:お米ピザ